不動産相続についてわからないことがある場合には、司法書士に相談ができます。不動産相続に関するさまざまな専門的な知識を持っているので、さまざまな内容の相談をすることが可能です。不動産を相続する具体的な方法についても、司法書士に相談できます。相続には2つの方法があり、相続人は単純承認と限定承認の2つの方法を自由に選べるようになっています。
単純承認とは、被相続人ののこした遺産を全て無条件で相続する方法です。ですが、この方法を選択した場合には、資産だけでなく負債も一緒に相続しなければいけなくなります。単純承認をした時には、相続人が不利になることもありえます。被相続人が不動産と借金を両方残した場合には、借金を返済するために不動産を売却しなければいけないこともあるからです。
相続した不動産の価格が売却した負債よりも多い場合には、相続により利益を得ることができます。ですが、不動産の価値よりも引き継いだ借金の額の方が多い場合には、不動産を売却して得たお金だけでは、借金を全額返済することはできなくなります。このような場合には、不動産を相続した人が自分の財産を使用して借金を返済する必要があります。上記のようなケースでは不動産相続をすることが必ずしも相続人にとって有利になるとは限らないので、相続をする前にしっかりと検討することが重要です。
自分だけでは判断できない場合には、司法書士に相談することもできます。司法書士ならば、依頼者にとって最適な方法をアドバイスできます。